2015年11月5日木曜日

積極的に表現する方が愛される















アサーティブとは、相手の権利を侵害せずに、自分はどうしたいのか、どう感じているのか、そして何が必要なのかを相手に誠実に、率直に、対等、自己責任で伝えることのできるコミュニケーションスキルです。

このスキルは基本的人権そのものなので、特に難しいものではありませんが、使えるようになるには、自分を尊重できなければ使えません。自分を尊重できるようになるために「自分を正しく知る」ことが重要で、知らないと、ライフスキルのどれもが使えなく危険があります。砂の上にビルは建たないからです。


自分を尊重するとは、自分を否定しない。つまり「自分なんか」というように考えないことが大事なのです。先に話したように「自分なんか」と思って見ても、それで希望まで失うわけではなく、逆に相手や第三者に依存してしまう。そして叶わなかったときには「他人のせい」にしてしまう。非常に不遜な態度なのです。

つまり気を使って遠慮するほど良い印象を与えられないという思わぬ結果になるのです。
それがわかっていないので「不遜」と思うことなく、自分では被害者だと錯覚してしまう。


その原因は、ないとは言えないまでも、また過去に被害者であった場合もあったにしても、どこかで線を引いてやり直さないと、他者を傷つけ不幸にしてしまう危険すらあるのです。

それを防ぐためにも、繰り返して言いますが、「自分を知る」ことはとても重要なのです。

自分を知る方法は、難しくありません。

自分の実現したいことを、自分を傷つけることなく、達成するチャレンジをするだけでいいのです。チャレンジする上で、まずインプットとアウトプットの両方を実行します。

まず何を実現したいのか、自分の内側(内面)にインプットします。
内面にないものをアウトプットできません。本気でないものを本気になれと言ってもできません。楽しくないものを楽しくやれと言ってもできません。自分の中にないものを自分はどうしたいのか、どう感じているのか、そして何が必要なのかを相手に誠実に、率直に、対等、自己責任で伝えることはできません。


まずは自分の脳と心にしっかりインプットしましょう。

自分越え3つのライフスキルトレーニング

2015年11月4日水曜日

自分を知って、無意識の自分を味方にする












良いストレスとは、自分の願望を達成するために必要なストレスです。
悪いストレスとは、自分の願望に関係のないストレスです。

アルツハイマーの母親をケアで味わうストレスは、
大変でも自分の願望を達成するために必要なストレスです。

いくら頑張っても報われないように思いますが、
言葉は通じなくても感情のレベルで繋がっています。

意識には意識、無意識、
さらにユングが提唱した集合的無意識(普遍的無意識)があります。

集合的無意識(普遍的無意識)の有無の根拠は、知り合いでもなんでもない精神分裂病患者たち(統合性失調症)の妄想に共通した意識を発見したことに起因しています。
さらに世界各地にある神話の類似性、言語は違っても同じことを意味することの多さなど。
この発見によって、人の無意識は繋がっていると発展していったのです。

無意識も、集合的無意識もいくら考えても到達できることのないものですが、大事なことは無意識の自分に光をあてることです。

・私なんか愛されるはずがない
・私なんかにできるはずがない

このように考えていても、その成就を願っていないわけではありません。

「死にたい」という人に限って、「死なない」と日常的に言うのと同じ感覚です。
「死にたい」という意味は「もっと楽しい暮らしがしたい」というように翻訳できます。

もし、自分の口からこぼれた言葉が「死にたい」ではなく「もっと楽しい暮らしがしたい」と言い直し、その言葉を自分の耳が聞いたらどうでしょう?

次のステップに進み、「では、どうしたらいいかな?」「なにか楽しいことはないか」とサーチしていきます。

「私なんか愛されるはずがない」ではなく「私はあの人を愛している」だったらどうでしょう?


「私なんかにできるはずがない」ではなく「私もやってみたい」だったらどうでしょう?











自分の心に正直になる。素直になれば解決することが大半なのです。

「私なんか愛されるはずがない」と言ってる限り素直になれません。自分の責任で行動しょうとしません。「私なんかにできるはずがない」も同じです。自分の心に素直にならないで、願望を達成したいとなると、自分以外の人に達成してもらわないとできません。

誰かに「依存」するということなので、その責任も他人に移ってしまいます。
これでは他者のせいにして暮らし続けるしかありません。自分が自分を生きないということです。自分を他者に預けて生きるということです。
そこで生まれてしまうのが執着心です。

執着心とは自分が役割を果たさなかったことへの未練です。だから成功の対極にある失敗が痛すぎるのです。

自分がベストを尽くしてダメだった場合には、未練は残りません。諦めがつきます。諦めがつかないのは「こだわり」を持たずにやり過ごした場合です。諦めがつかない正体は執着心です。

「私なんか愛されるはずがない」「私なんかにできるはずがない」と思いながらその成就を他者に依存した上で、「結婚してくれなかったあなたが憎い」、「それを成し遂げるようにしてくれなかったあなたに怒りを覚える」というプロセスと結果を他者の責任にした怒りが執着心なのです。

このような「在り方」は子どもにはよく見かけます。子どもの場合には親に依存しなければ生きていけない存在なので、ある一定の理解はできても、これが30歳になって、60歳になってというと事情が変わってきます。

悩み、苦しんている人のほとんどが、この状態です。

ただし、気をつけてほしいのは、自分の役割の限界です。もし相手も依存するタイプの場合、役割の境界が混乱してきます。いわゆる「共依存」の場合、どこまでが相手の責任で、ここからが自分の責任と分けにくいので、いつまでも執着してしまう危険があります。
これについては、後で説明します。

その前にアサーティブについて説明します。

アサーティブとは、アサーティブとは積極的に自己主張することですが、その意味は、自分が責任をもって、積極的に自己主張すること。つまりは実現したいことを自ら引き寄せて実現することです。「自ら引き寄せて」がアサーティブの本分なのです。

愛や平和というと、誰でもが大切なことだと認識しているので、それに逆らうことはできません。しかし愛や平和はじっとしていて実現するものではありません。みんなが同じ価値観で生きていないからです。こんな当たり前のことでさえ一筋縄ではいきません。

つまり、何をやっても難しいのです。その上で「実現したいことを自ら引き寄せる」のは大変なのです。自分が、実現したいこと、そのものになるくらいの覚悟なければできないのです。それを他者に依存して他者の責任して非難するという「在り方」が尋常ではありません。

私が言いたいのは、だからとことん「こだわり抜いた上で失敗を受け入れてもいいじゃないか」ということです。こだわり抜いたという点ですでに成功者だからです。結果ではなくプロセスです。そしてプロセスを正しくやり抜けば、100%とはいえませんが、自然と成功に辿り着くのです。


自分越え3つのライフスキルトレーニング

2015年11月2日月曜日

セルフイメージを正しく認識するスキル


ライフスキルのもっとも基礎的なスキルである自己認識スキルとは、セルフイメージを正しく認識できるスキルです。

しかし「他人のことはわかるが自分のことは分からない」という人が多いように、案外謎めいています。特に困難なことに直面したり、人間関係、特に自己開示が必要な恋愛などの場面では、混乱してしまうことが少なくありません。

また、ネガティブな体験をして育つことによって、自身のセルフイメージがネガティブなものになり、その延長にある人間関係の仕方もネガティブなものにしてしまうのは仕方がありません。そうするとますますセルフイメージの正しい認識が困難になります。

「自分に自信がない」と感じている人はたくさんいますが、それがちょっとした思い込み、たとえば一回の経験で自信を失くしていることも結構多いので、正しく自分を認識するようにしないとどんどん横道に逸れてしまい、備わっている実力を発揮できなくしてしまいます。「本当はタカなのにヒヨコだと思っているあなたへ」というタイトルの本があるように、自ら人生を辛くしてしまいます。

例えば資格獲得のプロセスには、努力があり、その先に成功と失敗という相反する結果があります。サッカーでも、ラグビーでも、野球でも、柔道でも、同じで勝利の美酒の対極には悔し涙があります。

白と黒という対極を結ぶ一本の線には「努力」とプロセスがあります。同じようなプロセスを辿っても、求めていたものとは逆の物を手にする可能性があります。
その可能性を拒んでいたら、欲しいものは手に入りません。

しかし、自分の手に入るとは思えないと感じると、最初から努力を十分にしません。しない方が自分に対する言い訳ができるからです。「努力していたら勝てたはずだが、勝ったところで大したことがないので、本気になれず努力しなかった」というふうに、言い訳できます。

しかしこれで終わればまだマシな方で、自分を守るために、さらに決定的な理由をつけて惨めな気持ちを回避しょうととます。「たかがこんなことに一生懸命になってるあいつらはバカだ。他に能力がないから、こんなことに夢中になれるんだ」というように軽蔑します。

また恋愛では、好きな女性にアプローチしなければ、交際することはできません。しかし反対に断られる可能性もあります。断られる恥ずかしさを恐れて、アプローチしないと、女性から自分にアプローチしてくれない限り、他の男性の彼女になる確率は100%になります。その不安や自分が傷つかないように「彼女も男を見る目がない」と好きなはずの女性を蔑視します。

常に「見せかけの自己肯定、他者否定(実際は自他否定)」が人間関係の仕方になります。これでは幸福な人間関係を築くことはできなくなります。

しかも実際には「いい人のときも、悪い人のときもある自分」なのに、自分を受け入れてもらうために、いつも「自分はいい人」を世間に見せなければならないので、ストレスが高まります。

いくら「自分はいい人」を演出しても、頭隠して尻尾隠せずになるので、自他否定の構えが出てしまい、思ったような結果は得られません。ますます「自分はいい人」を世間に見せようしますが、その努力が報われないので、やはり周囲の人を胸の中で蔑視します。

ストレスには良いストレスと悪いストレスがありますが、溜まるのは悪いストレスばかりです。


この宿命的な構造から抜け出すには。「絶対に手にしたくないものを積極的に受け取ってもいい」と自分を諦めるしかありません。そうすると求めるものが入りだします。

試合に負けたくないから出ないのではなく、負けることもあるのは、仕方がないことと受け入れると勝つ可能性も出てきます。失恋してもいいから彼女にアプローチすると決めて行動すれば、彼女に愛される可能性も増えます。



そうすることで、体験から得たセルフイメージが変わって、人生のシナリオがポジティブなものに変わる可能性が出てきます。

自分越え3つのライフスキルトレーニング



2015年10月28日水曜日

自分を愛さずにはいられなくなるライフスキル




在り方や価値観に動機付けされて意欲的になり高まった「モチベーションmotivation)」が,「本来の自分」にアクセスして心の内面から高めるのに対し、「インセンティブ」によって動機づけされ高まった意欲は,報酬などを期待させることによって意欲を「役割性格の自分」にアクセスして外側から高める働きをします。
インセンティブは「報奨金」「奨励金」などの名目で使われるのが一般的で「意欲刺激」と呼ばれています。
インセンティブが役割の自分に働きかけるのに対して、内的なことで高まったモチベーションは本当の自分に働きかけます。
その違いからインセンティブよりも、内的動機づけの方が深く長期に、意欲を引き出すことが可能になります。
本当の自分とは、人間の身体でいうなら神経のような役割をしています。後付けの「役割の自分」とは仕事などの役割によって、後から作られていく役割性格をもった自分で、身体に置き換えると骨といえます。
神経がやられたら身体がダメになってしまうように、本当の自分が機能しないと自己実現はできなくなります。
モチベーションを引き出すことは本当の自分を檜舞台に出してやるのと同じです。
ところで、本当の自分とは、どういう自分でしょうか?
私たちは、よく「本当の自分」と表現しますが、なんとなくイメージできても、かなり曖昧です。
世界保健機構が提唱するライフスキルは健全な生活を実践する上で必要な技術のことですが、これらのスキルを「本当の自分」と見ることができます。
先にも説明しましたが、ライフスキルは、以下のスキルです。
・自己認識スキル 
・共感性スキル 
・対人関係スキル 
・問題解決スキル 
・創造的思考スキル 
・批判的思考スキル
・感情対処スキル 
ストレス対処スキル  
以上10のライフスキルは自身の誕生から成長の過程で身につけていくものです。
10のライフスキルは相互に影響しあっています。
相互に影響しあっているために、あるライフスキルが未熟なことから思うように使えないことから、持っているライフスキルを使いきっていないと感じたときに、本当の自分が出ていない、表現されていないと感じます。
また、これらのライフスキルは感情の影響を受けます。
モチベーションを引き出す作業とは、自分の内にある10のライフスキルへの呼びかけといえます。
呼びかけた時、必要にして充足されているライフスキルは元気よく手をあげます。
一方、不足する、不足していると感じている、あるいは思い込んでいるライフスキルがあると、逃げ腰になります。
自分の内で葛藤が生じます。
ひとを成長させるには、長所を観てあげるのが鉄則です。
しかし、会社経営でも個人でも同じですが、弱い部分が全体のレベルを引き下げているのも現実です。
ここでも葛藤が生じます。
モチベーションを高めるとは、葛藤へのチャレンジといえます。

誰だって完璧ではありません。
みんな複雑に交叉した長所短所をもっています。

長所と短所は、対極にあります。
たとえば「したい」と「したくない」は対極です。
迷うとは、対極の葛藤です。

葛藤を乗り越えるために、ライフスキルが必要なのです。
ライフスキルとは、具体的な専門スキルを有効に使えるようにするスキルです。
いくら勉強したって、専門スキルを身につけてもライフスキルが不足したら使い物にならないのです。つまりモチベ−ーションを高めることはできないので、自分を好きになれなくしてしまいます。
では、モチベーションを高めて、意欲的に専門スキルを身につけたり、役立て、自分を好きになれる大切なライフスキルを説明していきましょう。


自分越え3つのライフスキルトレーニング





2015年10月27日火曜日

ライフスキルが身についている人の言葉 はみだす力〜スプツニ子語録




人が認めてくれるかどうかは状況で変わる。


自分のしていること、自分に価値があるかどうか
自分が信じ続けるかどうかは自分次第だ。


一人でできることは知れている、

人に頼む、チーム、チームワーク。



やりたいことを実現する表現ツールをできるようにする、 表現ツールを増やすために学んで増やす





届かなかったらなにひとつ変わらない




経験に使うお金は惜しまない




人とつながって夢に少しずつつながる、

面白いものが集まる場所に行く。


すごいことは簡単に起こるが

危険を恐れず猪突猛進なバカになることが必要


高いレベルに行くには能力だけではダメで、
その分野を好きにならないと難しい


新しいことを見つけて山がもっと高くなるように貢献する



妄想は自由時空を越えて友情を温める




いまいるところが世界ではない



リスペクトしていない人に
何を言われても平気
代わりはいないので、永遠


どんな世界にも枠がある

理由を持ってルールを破る

できたらいいな、こうなればいいなという夢を確定したスケジュールみたいに話すこと、それをしないと現実にならない。宣言だけど中味のない宣言ではない。なぜなら日常的に話すからだ。

自分の作品を誰にも見せられるようにしておく。
 




人を集める、チームを作る
七人のこびと ネットでつながる ネットで広がる


いまやっている10倍のことがしたい。
そのために金がいる。



前進のない、楽しいいまは捨てる 





今の楽しさを捨ててでも、
次に行く。


複雑なものは正解ではない。




自分ならできる。自分の10倍くらいをイメージしてふるまう
自分を信じないと誰も信じてくれない
できそうでなくても、できますと答える
その後で、どうしょうと考える
背伸びしなければ進化しない



型を知らなければ型を破れない



世界は人の発想から生まれているから、発想が変われば生まれる世界は変わる


政治、科学、アート、それぞれアプローチは違うけどビジネスで世界を動かせる



おもしろいという自分の気持ちに忠実でいたい



違う世界から眺めたら何か発見がある



本当におもしろいければ誰でもおもしろい




わからないものを受け入れる柔軟さ














2015年10月19日月曜日

内的な動機づけと外的な動機づけ


モチベーションmotivation)は、動機づけと訳されていますが、一般的には「やる気」「意欲」「士気」などの意味で曖昧に使われています。
それにしても、動機づけという日本語訳は、モチベーションの意味を理解するためにも、また高める上でも重要です。
たとえば、仕事に対して「一生懸命働きたい」あるいは「目標を達成したい」と意欲を持っているひとがいるとします。反対にそうでない人もいます。
そこでその差を追求していくと、両者には共通した違いはあることが発見できます。
意欲的に行動をしている人には、「みんなに認められたいから」とか「もっと進歩したい」とか、「お金がもらえるから」とか個人的な理由が発見出来ます。
動機が先にあるから、意欲が後からわいてきています。
そうだとしたら、意欲的でない人の場合でも、意欲的になる動機が発生したら、あるいは与えてあげたら、意欲的に行動するはずだという発想に端を発しているのが「動機づけ」です。


どうすれば動機づけは起こるのでしょう?
たとえば大人がクルマにワックスをかけていたりすると、こどもがぼくにもやらせてと駆けよって来たりします。
大人にとってはイヤイヤしている仕事であっても、こどもには遊びになるのは意欲の違いです。
この場合なら、こどもにまず好奇心から関心が高まり、自発的に意欲が高まった結果です。
動機づけには、このような内的な動機づけと外的な動機づけがあります。

たとえば「ワックスがけを手伝ってくれたらおこずかいあげるよ」と言われてワックスがけをするのが外的な動機づけです。
外的動機づけは、会社などでは従業員の士気をあげるために、しばしば用意されます。
そのもっとも分かりやすい例が「インセンティブ」です。
評価制度、ボーナスなどもその範疇ですし、成果主義を導入したケースも同じです。
外的動機づけは幼少の頃から学習していて、なじみ深いのですが、その弊害が少なくありません。
たとえば、評価制度やボーナスのことを、馬に人参のニュアンスで受け取るひともいますが、この考え方には問題があります。
これらは経営技術をより科学的、人道的に進めて来たプロセスで生まれたことにすぎません。
そもそも会社勤めを選択し、任意の会社に就職した時点から、担うべき役割があるのが普通です。あるから採用されているわけです。
つまり明白な義務があります。その義務を果たしやすくするひとつとしてインセンティブがあるにすぎません。
良い会社とは、どれだけ収益が出ているかで計られたりしますが、本当はトップ\のやりたいことが実行できている会社です。
「やりたいことはできていないが、利益が出ている会社」とは、個人に置き換えると「収入は多いけど、自分のやりたいことではないんだよね」というのと同じです。
個人なら幸福とは言いがたい。
会社も同じで、トップのやりたいことが出来ていない会社は良い会社ではありません。
そのトップのやりたいことを実現するのが従業員の仕事です。
従業員が先にいて仕事があるわけではない。
仕事が先にあって従業員がそれをやり遂げるために集まってきた。
だから仕事に自分を合わすのが正しい姿で、自分にこの仕事は合わないとは言うべきことではない。
仕事をするとは、ほとんどの場合、黒沢明監督の名作映画「七人の侍」と同じシチュエーションと考えられます。




映画「七人の侍」を簡単に説明します。
村を襲撃しては食料など盗んで行く野盗を退治するために、村人は七人の侍を集めます。 村人は、その対価に一定の金銭を支払う約束をします。
命がけになるかどうかは契約になくても、野盗を退治するのは契約に織り込んである条件です。それが楽勝の場合もあれば、命がけになることもありますが、退治が仕事です。侍たちは、退治する約束を果たすためには、命がけでも戦う。
この理屈は、現代社会で会社勤めする場合でも、まったく同じです。この点がぶれてしまうと、考え方も働き方も、すべておかしくなります。
朝9時出勤、夕方6時終了が定時。
目的を果たしたか、そうでないかに関わらず、その時間、拘束されていたら給料がもらえるというなら、給料の性質は拘束料あるいは通勤給です。もともと会社勤めとは、自己のベストを尽くすのが当たり前です。
最近は自律的な仕事の進め方を尊びますが、主体性をもって目的を達成するのが、果たさなければならない義務です。面白そうだからやってみたいと主体的にやるのと、周りから言われてやるのでは、モチベーションの高さも違います。
モチベーションの違いは作業する態度や表情にも表れます。
「自分が起こした行動」の方がダイナミックなのは「楽しさの実感」「変化する実感」を強く感じるからです。
「内的動機づけ」と「外的動機づけ」どちらがどうかというと、
自分の内面から起こった意欲の方が強く、しかも長期に持続しやすい傾向があります。
先にあげた「七人の侍」は、ハリウッドで「荒野の七人」としてリメイクされ、やはり興行的にヒットしました。日米通して感動が起こったのは、集められた七人の行動がインセンティブという「外的動機づけ」より「内的動機づけ」による行動だった点です。

村人が汗を流して作ったものを、暴力で奪って行く非道に対する正義心と村人を放っておけない心情、さらにはそれを全うすることで、自分を価値あるものと思いたいとする自分の問題としている点です。

「七人の侍」は内的な動機づけと外的な動機づけの違いを鮮やかに描いた作品でした。観客は内的動機づけで戦う侍に共感しました。それは一般企業でも同じで、リーダーシップの重要なポイントになります。
この思いによって対価に見合わない高いモチベーションの発揮を実現しています。これと同じことは、どんな職業にもあてはまります。
どんな職業でも、人の役に立つことで自分を価値あるものに高めることはできます。
反対に、給与を実質拘束料、通勤給にしていると、どんどんモチベーションは下がります。
人の役に立つことで自分を価値あるものに高めることはできます。
そのような考えができるようになるために、周りの人からヒントをもらうことはできます。
話を聴くのも意欲刺激になり「外的動機づけ」になります。
しかし、最後の選択は自分です。つまり、内的動機づけは自分のために自分がします。







2015年10月18日日曜日

モチベーションを高める手順




モチベーションを高めるにはコツがあります。目標設定スキルの出番です。
時間差を作らずに、次の5つの要素を同時進行することで引き出します。時間差ができてしまうと、気持ちがまとまらないため、やる気が起こりにくいものです。

1) 目標達成ステップの踏襲
2) 達成の難易度(可能性)の判断
3) 達成時のよろこびの大きさ(満足度)
4) メリットとデメリットのバランス(不安とよろこびのバランス)
5) 具体的な計画(達成方法のマスター)
以上の5つの内容は次のようになっています。

▼1)目標達成のステップ
STEP 1. 目標達成を考える前の状態)
STEP 2. 目標達成について考えている段階
◎ 達成の難易度と満足度のバランス
◎ メリットとデメリット(気がかり)のバランス
◎ 適切な目標と具体的で適切な計画
STEP 3. 達成したいと思う段階(準備の段階 )
STEP 4. 達成するぞと実行する段階
STEP 5. モチベーション維持の段階
STEP 6. 達成による満足の段階

▼2)3)達成の難易度と満足度のバランス
達成の難易度の適正
達成の満足度の適正
* 適正について漠然とあれこれ考えますが、適正の程度は計画の充実によって調整できます

▼4)メリットとデメリット(気がかり)のバランス
1) 現在のメリット(しない場合のメリット)
2) 目標を達成しない場合のデメリット(しない場合のデメリット)
3) 目標達成した場合のメリット(した場合のメリット)
4) 目標達成する場合のデメリット(した場合のデメリット)

▼5)適切な目標と具体的で適切な計画
・原理原則を遵守している(お客さまを尊重している)
・良いサービスの条件を実現している
 1)商品=必要な商品・サービスがあるか 
 2)売場=商品・サービスが完全な状態か 
 3)ひと=気持ちがいいか
 4)販促=買いやすいか(販促とはひとのスキル)
 5)価格=コストパフォーマンスが高いか(費用対効果が優れている)


さて、冒頭に戻って説明します。
以下の5つの課題(条件)は、どれかひとつをすると効果が出るというわけではなく、ほぼ同時進行することから、モチベーションは引き出されます。
1) 目標達成ステップの踏襲
2) 達成の難易度(可能性)の判断
3) 達成時のよろこびの大きさ(満足度)
4) メリットとデメリットのバランス(不安とよろこびのバランス)
5)  具体的な計画(達成方法のマスター)
5つが同時進行しないと、全体像がぼやけてしまい、何度も気持ちが揺らぎ目標達成ステップを行ったり来たりしてしまいます。
そのうち考えているだけで止まってしまいます。
鉄は熱いうちに打てといいますが、打つ時期を間違って、揺らいでいる時期にスタートすると、覚悟が出来ていないため失敗します。
取り組む魅力は、達成時の満足度、実行したときの不安とメリットへの気づきの集合で創造されます。
いくら難易度が適切で、満足度も大きくても、実行段階での不安、いやな思いが強いと気持ちは引いてしまいます。
それでも取り組む決意をするには、不安を乗り越えられると思える具体的な計画がないと不安はなくならないので、行動にまで進みません。
しかし現実には、5つがバラバラに進行したり、何かが実行されなかったりして、いつまでも気持ちの整理ができないまま、モチベーションを引き出せずに準備不足でスタートしてしまうことが多いのです。
特に決め手となる具体的な計画が思いつかないと気持ちはあせるものの身動きできません。当然、結果は意にそわないものになります。
そうして出た結果をやる気がないからと結論づける場合が多いのですが、感覚的な安直な判断は決して望ましいものではないので気をつけたいものです。

特に経験がないことは、予測できないことがあるのが普通です。
あまり考えすぎても意味をなさない場合が少なくありません。
計画段階で考えられることは用意し、考えつかなかったことはその場で対処していくことが欠かせません。
つまり不測の事態は必ず起こる。だから不測の事態に遭遇しても悲観せず、自分の持てる力を使って乗り越えることを計画に織り込んでおくことです。
経験のないことは取り組まないとしていたら、いずれマンネリによって日々の意欲はどんどん低下します。
それを思うと、経験のないことへの挑戦は、とて も素晴らしく成長には不可欠。
経験のないことはいつも、どうしていいのか分からないところから始まります。
だから失敗する場合も多々あります。
だからといって、それを普通だとしていたら負けぐせがつきます。
やがては悲観的な気性を強めてしまうことになります。
経験があってもなくても、1)~4)までの葛藤に結論を出すのは「計画(準備)」です。
自分のできる範囲可能な限り準備することが、楽観的気性を身につける糸口になります。
自分のできる範囲で案外見落としがちなことが「聴く」ことです。
分からないことは積極的に「聴く(傾聴)」ように」するようにしましょう。
身近な上司、先輩はもちろん、本から街の光景まで自分が関わるすべてはその対象です。どこからも分かるまで聴くことはできます。