2015年10月28日水曜日

自分を愛さずにはいられなくなるライフスキル




在り方や価値観に動機付けされて意欲的になり高まった「モチベーションmotivation)」が,「本来の自分」にアクセスして心の内面から高めるのに対し、「インセンティブ」によって動機づけされ高まった意欲は,報酬などを期待させることによって意欲を「役割性格の自分」にアクセスして外側から高める働きをします。
インセンティブは「報奨金」「奨励金」などの名目で使われるのが一般的で「意欲刺激」と呼ばれています。
インセンティブが役割の自分に働きかけるのに対して、内的なことで高まったモチベーションは本当の自分に働きかけます。
その違いからインセンティブよりも、内的動機づけの方が深く長期に、意欲を引き出すことが可能になります。
本当の自分とは、人間の身体でいうなら神経のような役割をしています。後付けの「役割の自分」とは仕事などの役割によって、後から作られていく役割性格をもった自分で、身体に置き換えると骨といえます。
神経がやられたら身体がダメになってしまうように、本当の自分が機能しないと自己実現はできなくなります。
モチベーションを引き出すことは本当の自分を檜舞台に出してやるのと同じです。
ところで、本当の自分とは、どういう自分でしょうか?
私たちは、よく「本当の自分」と表現しますが、なんとなくイメージできても、かなり曖昧です。
世界保健機構が提唱するライフスキルは健全な生活を実践する上で必要な技術のことですが、これらのスキルを「本当の自分」と見ることができます。
先にも説明しましたが、ライフスキルは、以下のスキルです。
・自己認識スキル 
・共感性スキル 
・対人関係スキル 
・問題解決スキル 
・創造的思考スキル 
・批判的思考スキル
・感情対処スキル 
ストレス対処スキル  
以上10のライフスキルは自身の誕生から成長の過程で身につけていくものです。
10のライフスキルは相互に影響しあっています。
相互に影響しあっているために、あるライフスキルが未熟なことから思うように使えないことから、持っているライフスキルを使いきっていないと感じたときに、本当の自分が出ていない、表現されていないと感じます。
また、これらのライフスキルは感情の影響を受けます。
モチベーションを引き出す作業とは、自分の内にある10のライフスキルへの呼びかけといえます。
呼びかけた時、必要にして充足されているライフスキルは元気よく手をあげます。
一方、不足する、不足していると感じている、あるいは思い込んでいるライフスキルがあると、逃げ腰になります。
自分の内で葛藤が生じます。
ひとを成長させるには、長所を観てあげるのが鉄則です。
しかし、会社経営でも個人でも同じですが、弱い部分が全体のレベルを引き下げているのも現実です。
ここでも葛藤が生じます。
モチベーションを高めるとは、葛藤へのチャレンジといえます。

誰だって完璧ではありません。
みんな複雑に交叉した長所短所をもっています。

長所と短所は、対極にあります。
たとえば「したい」と「したくない」は対極です。
迷うとは、対極の葛藤です。

葛藤を乗り越えるために、ライフスキルが必要なのです。
ライフスキルとは、具体的な専門スキルを有効に使えるようにするスキルです。
いくら勉強したって、専門スキルを身につけてもライフスキルが不足したら使い物にならないのです。つまりモチベ−ーションを高めることはできないので、自分を好きになれなくしてしまいます。
では、モチベーションを高めて、意欲的に専門スキルを身につけたり、役立て、自分を好きになれる大切なライフスキルを説明していきましょう。


自分越え3つのライフスキルトレーニング





2015年10月27日火曜日

ライフスキルが身についている人の言葉 はみだす力〜スプツニ子語録




人が認めてくれるかどうかは状況で変わる。


自分のしていること、自分に価値があるかどうか
自分が信じ続けるかどうかは自分次第だ。


一人でできることは知れている、

人に頼む、チーム、チームワーク。



やりたいことを実現する表現ツールをできるようにする、 表現ツールを増やすために学んで増やす





届かなかったらなにひとつ変わらない




経験に使うお金は惜しまない




人とつながって夢に少しずつつながる、

面白いものが集まる場所に行く。


すごいことは簡単に起こるが

危険を恐れず猪突猛進なバカになることが必要


高いレベルに行くには能力だけではダメで、
その分野を好きにならないと難しい


新しいことを見つけて山がもっと高くなるように貢献する



妄想は自由時空を越えて友情を温める




いまいるところが世界ではない



リスペクトしていない人に
何を言われても平気
代わりはいないので、永遠


どんな世界にも枠がある

理由を持ってルールを破る

できたらいいな、こうなればいいなという夢を確定したスケジュールみたいに話すこと、それをしないと現実にならない。宣言だけど中味のない宣言ではない。なぜなら日常的に話すからだ。

自分の作品を誰にも見せられるようにしておく。
 




人を集める、チームを作る
七人のこびと ネットでつながる ネットで広がる


いまやっている10倍のことがしたい。
そのために金がいる。



前進のない、楽しいいまは捨てる 





今の楽しさを捨ててでも、
次に行く。


複雑なものは正解ではない。




自分ならできる。自分の10倍くらいをイメージしてふるまう
自分を信じないと誰も信じてくれない
できそうでなくても、できますと答える
その後で、どうしょうと考える
背伸びしなければ進化しない



型を知らなければ型を破れない



世界は人の発想から生まれているから、発想が変われば生まれる世界は変わる


政治、科学、アート、それぞれアプローチは違うけどビジネスで世界を動かせる



おもしろいという自分の気持ちに忠実でいたい



違う世界から眺めたら何か発見がある



本当におもしろいければ誰でもおもしろい




わからないものを受け入れる柔軟さ














2015年10月19日月曜日

内的な動機づけと外的な動機づけ


モチベーションmotivation)は、動機づけと訳されていますが、一般的には「やる気」「意欲」「士気」などの意味で曖昧に使われています。
それにしても、動機づけという日本語訳は、モチベーションの意味を理解するためにも、また高める上でも重要です。
たとえば、仕事に対して「一生懸命働きたい」あるいは「目標を達成したい」と意欲を持っているひとがいるとします。反対にそうでない人もいます。
そこでその差を追求していくと、両者には共通した違いはあることが発見できます。
意欲的に行動をしている人には、「みんなに認められたいから」とか「もっと進歩したい」とか、「お金がもらえるから」とか個人的な理由が発見出来ます。
動機が先にあるから、意欲が後からわいてきています。
そうだとしたら、意欲的でない人の場合でも、意欲的になる動機が発生したら、あるいは与えてあげたら、意欲的に行動するはずだという発想に端を発しているのが「動機づけ」です。


どうすれば動機づけは起こるのでしょう?
たとえば大人がクルマにワックスをかけていたりすると、こどもがぼくにもやらせてと駆けよって来たりします。
大人にとってはイヤイヤしている仕事であっても、こどもには遊びになるのは意欲の違いです。
この場合なら、こどもにまず好奇心から関心が高まり、自発的に意欲が高まった結果です。
動機づけには、このような内的な動機づけと外的な動機づけがあります。

たとえば「ワックスがけを手伝ってくれたらおこずかいあげるよ」と言われてワックスがけをするのが外的な動機づけです。
外的動機づけは、会社などでは従業員の士気をあげるために、しばしば用意されます。
そのもっとも分かりやすい例が「インセンティブ」です。
評価制度、ボーナスなどもその範疇ですし、成果主義を導入したケースも同じです。
外的動機づけは幼少の頃から学習していて、なじみ深いのですが、その弊害が少なくありません。
たとえば、評価制度やボーナスのことを、馬に人参のニュアンスで受け取るひともいますが、この考え方には問題があります。
これらは経営技術をより科学的、人道的に進めて来たプロセスで生まれたことにすぎません。
そもそも会社勤めを選択し、任意の会社に就職した時点から、担うべき役割があるのが普通です。あるから採用されているわけです。
つまり明白な義務があります。その義務を果たしやすくするひとつとしてインセンティブがあるにすぎません。
良い会社とは、どれだけ収益が出ているかで計られたりしますが、本当はトップ\のやりたいことが実行できている会社です。
「やりたいことはできていないが、利益が出ている会社」とは、個人に置き換えると「収入は多いけど、自分のやりたいことではないんだよね」というのと同じです。
個人なら幸福とは言いがたい。
会社も同じで、トップのやりたいことが出来ていない会社は良い会社ではありません。
そのトップのやりたいことを実現するのが従業員の仕事です。
従業員が先にいて仕事があるわけではない。
仕事が先にあって従業員がそれをやり遂げるために集まってきた。
だから仕事に自分を合わすのが正しい姿で、自分にこの仕事は合わないとは言うべきことではない。
仕事をするとは、ほとんどの場合、黒沢明監督の名作映画「七人の侍」と同じシチュエーションと考えられます。




映画「七人の侍」を簡単に説明します。
村を襲撃しては食料など盗んで行く野盗を退治するために、村人は七人の侍を集めます。 村人は、その対価に一定の金銭を支払う約束をします。
命がけになるかどうかは契約になくても、野盗を退治するのは契約に織り込んである条件です。それが楽勝の場合もあれば、命がけになることもありますが、退治が仕事です。侍たちは、退治する約束を果たすためには、命がけでも戦う。
この理屈は、現代社会で会社勤めする場合でも、まったく同じです。この点がぶれてしまうと、考え方も働き方も、すべておかしくなります。
朝9時出勤、夕方6時終了が定時。
目的を果たしたか、そうでないかに関わらず、その時間、拘束されていたら給料がもらえるというなら、給料の性質は拘束料あるいは通勤給です。もともと会社勤めとは、自己のベストを尽くすのが当たり前です。
最近は自律的な仕事の進め方を尊びますが、主体性をもって目的を達成するのが、果たさなければならない義務です。面白そうだからやってみたいと主体的にやるのと、周りから言われてやるのでは、モチベーションの高さも違います。
モチベーションの違いは作業する態度や表情にも表れます。
「自分が起こした行動」の方がダイナミックなのは「楽しさの実感」「変化する実感」を強く感じるからです。
「内的動機づけ」と「外的動機づけ」どちらがどうかというと、
自分の内面から起こった意欲の方が強く、しかも長期に持続しやすい傾向があります。
先にあげた「七人の侍」は、ハリウッドで「荒野の七人」としてリメイクされ、やはり興行的にヒットしました。日米通して感動が起こったのは、集められた七人の行動がインセンティブという「外的動機づけ」より「内的動機づけ」による行動だった点です。

村人が汗を流して作ったものを、暴力で奪って行く非道に対する正義心と村人を放っておけない心情、さらにはそれを全うすることで、自分を価値あるものと思いたいとする自分の問題としている点です。

「七人の侍」は内的な動機づけと外的な動機づけの違いを鮮やかに描いた作品でした。観客は内的動機づけで戦う侍に共感しました。それは一般企業でも同じで、リーダーシップの重要なポイントになります。
この思いによって対価に見合わない高いモチベーションの発揮を実現しています。これと同じことは、どんな職業にもあてはまります。
どんな職業でも、人の役に立つことで自分を価値あるものに高めることはできます。
反対に、給与を実質拘束料、通勤給にしていると、どんどんモチベーションは下がります。
人の役に立つことで自分を価値あるものに高めることはできます。
そのような考えができるようになるために、周りの人からヒントをもらうことはできます。
話を聴くのも意欲刺激になり「外的動機づけ」になります。
しかし、最後の選択は自分です。つまり、内的動機づけは自分のために自分がします。







2015年10月18日日曜日

モチベーションを高める手順




モチベーションを高めるにはコツがあります。目標設定スキルの出番です。
時間差を作らずに、次の5つの要素を同時進行することで引き出します。時間差ができてしまうと、気持ちがまとまらないため、やる気が起こりにくいものです。

1) 目標達成ステップの踏襲
2) 達成の難易度(可能性)の判断
3) 達成時のよろこびの大きさ(満足度)
4) メリットとデメリットのバランス(不安とよろこびのバランス)
5) 具体的な計画(達成方法のマスター)
以上の5つの内容は次のようになっています。

▼1)目標達成のステップ
STEP 1. 目標達成を考える前の状態)
STEP 2. 目標達成について考えている段階
◎ 達成の難易度と満足度のバランス
◎ メリットとデメリット(気がかり)のバランス
◎ 適切な目標と具体的で適切な計画
STEP 3. 達成したいと思う段階(準備の段階 )
STEP 4. 達成するぞと実行する段階
STEP 5. モチベーション維持の段階
STEP 6. 達成による満足の段階

▼2)3)達成の難易度と満足度のバランス
達成の難易度の適正
達成の満足度の適正
* 適正について漠然とあれこれ考えますが、適正の程度は計画の充実によって調整できます

▼4)メリットとデメリット(気がかり)のバランス
1) 現在のメリット(しない場合のメリット)
2) 目標を達成しない場合のデメリット(しない場合のデメリット)
3) 目標達成した場合のメリット(した場合のメリット)
4) 目標達成する場合のデメリット(した場合のデメリット)

▼5)適切な目標と具体的で適切な計画
・原理原則を遵守している(お客さまを尊重している)
・良いサービスの条件を実現している
 1)商品=必要な商品・サービスがあるか 
 2)売場=商品・サービスが完全な状態か 
 3)ひと=気持ちがいいか
 4)販促=買いやすいか(販促とはひとのスキル)
 5)価格=コストパフォーマンスが高いか(費用対効果が優れている)


さて、冒頭に戻って説明します。
以下の5つの課題(条件)は、どれかひとつをすると効果が出るというわけではなく、ほぼ同時進行することから、モチベーションは引き出されます。
1) 目標達成ステップの踏襲
2) 達成の難易度(可能性)の判断
3) 達成時のよろこびの大きさ(満足度)
4) メリットとデメリットのバランス(不安とよろこびのバランス)
5)  具体的な計画(達成方法のマスター)
5つが同時進行しないと、全体像がぼやけてしまい、何度も気持ちが揺らぎ目標達成ステップを行ったり来たりしてしまいます。
そのうち考えているだけで止まってしまいます。
鉄は熱いうちに打てといいますが、打つ時期を間違って、揺らいでいる時期にスタートすると、覚悟が出来ていないため失敗します。
取り組む魅力は、達成時の満足度、実行したときの不安とメリットへの気づきの集合で創造されます。
いくら難易度が適切で、満足度も大きくても、実行段階での不安、いやな思いが強いと気持ちは引いてしまいます。
それでも取り組む決意をするには、不安を乗り越えられると思える具体的な計画がないと不安はなくならないので、行動にまで進みません。
しかし現実には、5つがバラバラに進行したり、何かが実行されなかったりして、いつまでも気持ちの整理ができないまま、モチベーションを引き出せずに準備不足でスタートしてしまうことが多いのです。
特に決め手となる具体的な計画が思いつかないと気持ちはあせるものの身動きできません。当然、結果は意にそわないものになります。
そうして出た結果をやる気がないからと結論づける場合が多いのですが、感覚的な安直な判断は決して望ましいものではないので気をつけたいものです。

特に経験がないことは、予測できないことがあるのが普通です。
あまり考えすぎても意味をなさない場合が少なくありません。
計画段階で考えられることは用意し、考えつかなかったことはその場で対処していくことが欠かせません。
つまり不測の事態は必ず起こる。だから不測の事態に遭遇しても悲観せず、自分の持てる力を使って乗り越えることを計画に織り込んでおくことです。
経験のないことは取り組まないとしていたら、いずれマンネリによって日々の意欲はどんどん低下します。
それを思うと、経験のないことへの挑戦は、とて も素晴らしく成長には不可欠。
経験のないことはいつも、どうしていいのか分からないところから始まります。
だから失敗する場合も多々あります。
だからといって、それを普通だとしていたら負けぐせがつきます。
やがては悲観的な気性を強めてしまうことになります。
経験があってもなくても、1)~4)までの葛藤に結論を出すのは「計画(準備)」です。
自分のできる範囲可能な限り準備することが、楽観的気性を身につける糸口になります。
自分のできる範囲で案外見落としがちなことが「聴く」ことです。
分からないことは積極的に「聴く(傾聴)」ように」するようにしましょう。
身近な上司、先輩はもちろん、本から街の光景まで自分が関わるすべてはその対象です。どこからも分かるまで聴くことはできます。

2015年10月17日土曜日

ライフスキルってなんだ













努力家で、とっても性格のいい、やさしい人が、人生の大事な場面、たとえば恋愛、仕事、試験などで失敗してしまって、「自分なんか」と思うことも少なくありません。
ビジネス研修を受けて、お客さまの会社を訪問、用意した資料、プレゼンの段取りも万全。
なのに・・・・本番になると準備した50%の力しか出せない。
自分の話すことを本当になって聴いてくれるのだろうか、話を聴くより、コイツになにができるのだろう。
そんな目で観られているような気がして、なんとか平静を繕うものの内心は不安とあせりの洪水状態。
どうして、そんなふうに考えてしまうと思いますか?

誰だって不安になることはあるのですから、「自分なんか」と思う必要はありませんよ。
あなたの能力が人と比べて劣っているわけでもない。
ただライフスキルが少しだけ不足しているのです。

ライフスキルとは、分りやすく言うと「生き方の技術」のこと。
世界保健機構(WHO)が必要として定めたライフスキルには以下の10項目があります。
ライフスキルは、全部で10あります、 
自己認識スキル Self-awarenessr
・共感性スキル Empathy
・効果的コミュニケーションスキル Effective Comunication Skills
・対人関係スキル Interpersonal relationship Skills
・意志決定スキル Decision Making Skills
・問題解決スキル Problem Solving Skills
・創造的思考スキル Creative Thinking
・批判的思考スキル(クリティカル思考) Criticai Thinking
・感情対処スキル Copingwith Emotions
・ストレス対処スキル Copingwith Stress 


以上10の技術のことです。
自分の願望を実現したり、自分らしく生きるには、スキル(技術)が必要なのは、車の運転には車の運転技術が必要なのと同じ。
車を運転できるようになったのは、車を運転しようと意識してトレーニングを受けたからです。
ライフスキルも同じです。
ライフスキルは車の運転よりも大事な技術です。
それなのに意識されることもないのは、生きる技術ってあまりにも当たり前すぎるから。
不足が生じているのも、能力不足より意識することがなかったからです。
ライフスキルを身につけていないと、どうなるのでしょう。
自分の気持ちをうまく伝えられなかったり、問題を解決できなかったり、周囲に流されてしまったりします。
つらいときにどうしていいかわからなかったりします。
努力家で、とっても性格のいい、やさしい人が、人生の大事な場面、たとえば恋愛、仕事、試験などで失敗してしまうことが少なくないのは、そういうことなのです。
これは、性格や頭のよさの問題ではありません。
「生き方の技術」は、みんなどこで身につけているのでしょうか?
学校や家庭などで、学んでいくのですが、ほとんどは知らない間に無意識に学んでいます。
性格や頭のよさとして片付けられてしまうので、「私なんか」というように自信喪失につながってしまいます。
原因は努力できない性格にあるんだとか、頭が良くないのだと思ってしまうからです。
でも、そうではありません。
意識しなかったために、ライフスキルの身につけ方を間違えているだけなのです。
クルマでいうなら、間違ったドライビング・テクニックで、運転しているようなものにすぎないのです。
クルマの運転と同じく、コツがあるのです。
誰でも分る技術ですので、練習すれば身につけることもできます。
そして、コツは、いったん身につけると他のことにも応用できます。 
身につけたライフスキルは、いったん身につけると他のことにもどんどん使えますから、早ければ早いほど、後々影響力が違います。


恋愛で失敗したことから、リスタートしてライフスキルを身につけると、仕事に役立ちます。
仕事で失敗したことから、リスタートしてライフスキルを身につけると、恋愛に役立ちます。
仕事、健康、恋愛・結婚、習い事やスクール、子育て、介護ケア、海外留学・移住、日常のあれこれから、エンターティンメントまで、すべての場面で役に立ちます。
ライフスキルはこどもから大人まで、すべての人に必要なスキルです。
特に、これからお母さん、お父さんになる方は早く身につけrることをおすすめします。
子育てにも強力な力を発揮するからです。
いじめが社会問題になっていますが、いじめられた時、あるいは、いじめたいと思ったときに、どうすればいいかを選択し、行動する力になります。
思春期のこどもさんを持った方にも、大きな支援となります。
だからこそ、これから自己実現に向かって歩んでいこうとする人には、なにがなんでも身につけてほしい。
そしてしあわせをがっちりつかんでほしい。
ひとりの人がしあわせになることは、少なくとも数人は幸福になるのですから。ライフスキルを磨くチャンスがなかったために苦しい生き方をしている人がいっぱいいます。
新しいスキルを身につけるのは、いつからでも遅すぎることはありません。
スキルを身につけていくことは、自分の生き方を最大限、自分にひきよせ、自己実現していくことを容易します。 























2015年10月14日水曜日

大丈夫、きっとうまくやれる。



ライフスキル学習の本来の目的は、個人の人権を擁護し、健康問題と社会問題を積極的に予防することによって幸福な生活を営む点にあります。(WHO、1998)

ライフスキルとは、簡単にまとめると人とうまく付き合い、日常生活における苛立ちやストレス等に対処できるスキルです。

「ライフスキル」は、ストレスに対して「ストレスちゃんこんにちは。また来たの、久しぶりだね」の感覚で上手につきあうことができる力と考えると分りやすいと思います。

WHO が1993年に定めた「ライフスキル」の定義では、個人が日常生活の欲求や難しい問題に対して効果的に対処できるように、適応的、前向きに行動するために必要な能力としています。

つまり人が日常暮らしていくと、「なにを、どうするのか」という課題が頻繁にふりかかってきます。
その都度、自分と対人、社会、環境と調和することが必要になりますが、どうしていいのか分らないとなると、ストレスが生じるものです。


「なにを、どうするのか」を、迅速に考えることができて、適切な判断ができればストレスも最小限度にするおとができるでしょうが、神様ではない凡人には現実には不可能です。

「なにを、どうするのか」以前に、苛立ちやストレスにつきあえる力があれば、落ち着いてベストは判断も可能になります。


大丈夫、きっとうまくやれる。という感覚があれば問題解決している状態にあるというわけです。

でも、これが持てないから不安になるのです。つまり自己信頼感があればいいのです。

しかし、自己信頼感は経験によってしか身につきません。ところが自己信頼感がないと行動に発展しない人が多い。もっというと逃げ出してしまうので、逆に自己否定感が強まります。

成長するチームでは、これを上手に背中を押しますが、自己否定感の強い風土のチームでは逃げ出してしまうことに背中を押してしますのです。

では、大した経験をしていないのに、「大丈夫、きっとうまくやれる。」と思える人は、何を根拠に自分を信頼できるのでしょう?「あなたはOK」というメッセージをもらっているからです。ほとんど育ってきた環境に由来しています。

では、もしあなたが自己否定感が強く理由をつけて逃げ出すことに慣れているとしたら、どうすればいいでしょう。チャレンジをして成功体験で自分を強化する以外にありません。

良い会社は全社あげてチャレンジします。私のために、あなたのために。そのチャレンジが偏ったものにならないようにまず社会に支持される「在り方」を整えます。その上で目標を設定して、先を考えて、準備をして一歩一歩、確実に目標を達成していきます。これも全部ライフスキルなのです。

組織の一員でも、個人でも、当然、慣れていないとストレスの連続です。

ストレスにつきあう力は、個人本人の身体的健康、精神的健康、社会的健康が重要な役割を果たします、WHO(世界保健機構)では、1993年にライフスキルとして以下の10のスキルを掲げています。

自己認識  共感性   効果的コミュニケーションスキル  対人関係スキル  意志決定スキル   問題解決スキル   創造的思考 批判的思考 感情対処スキル ストレス対処スキル   以上10の技術のことです。

いずれも 心理・社会的変化に対する適応能力を高めるのに非常に重要なスキルです。

スキルを身につけるには、心身の発達段階に適合したふさわしい方法で、人格的・社会的発達を促すことが必要で、幼児から成年した後も続けていくことで、心理社会的スキルを育み、強化することで可能になります。

家庭教育、学校教育はもともとそのスキル獲得の一旦を担っているものですが、現実は時に適切でないことも発生しています。

ライフスキル教育は現実を総合的に見直し、幸福な生活を営むスキル獲得をより容易にするためのツールと考えることができます。

ゲンキポリタンでは、教育的アプローチであるライフスキル教育を念頭に置きながらも、教育ではなく、現実に多忙な成人を対象にスキルを補足するアプローチとしていくつかの選択肢をご用意しています。

しかし、そのいずれも治療的アプローチではありません。

なぜならライフスキルは、もともと個人のパーソナリティを変えるためのものではなく、パーソナリティや行動にプラスして使うものだからです。

より自分らしくあるためのスキルであって、本来その個人が求めているスキル、潜在しているスキルをより効果的に引き出すものです。

具体的に言うと、ライフスキルとは、個々人持っている知識、態度、価値観を、実際に行動化するために必要な能力であって、「何をするか、どのようにするか」という場面で、健全な方法で行動することができるように使うスキルなのです。

たとえばあなたがどこかに行きたいと思います。
そのときに歩くもよし、車を使うもよしです。
ライフスキルは、このとき車の役割に相当します。
車を運転するのはあなた自身です。

これからもお分かりだと思いますが、パーソナリティを変えるためのものではありません。より安全で快適に移動を実現するために車を使うように、ライフスキルを使っていただくといいわけです。

これが昔なら混雑も少なく少々機能が低い車でも問題なく使えたものですが、高度で、複雑、多様化する現在にふさわしい車を使えるようにしましょうという提案です。

ゲンキポリタンが展開するサービスは、あなたの前にピカピカの車を差し出すことと、その運転方法をお伝えすることだと思ってください。

それによって、混雑した複雑な社会や環境を快適に走行して、目的地に到達するお役に立てると考えています。




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